噛みつき癖のある保護犬がびっくりするほどいいこに成長しました。

保護犬だったトイプードルのチョコちゃんが、我が家にやってきて半年が経ちました。

チョコちゃんはいわゆる「攻撃性」の問題行動(威嚇で唸ったり、噛みつく)をする犬で、保護された当初は抱っこもできない、触るタイミングによっては唸って噛みつくという状況だったそう。

私のもとに来たときは、ボランティアさんがたくさん愛情をかけてくれたおかげで、保護した時よりも落ち着いてはいたものの、やはり抱っこをしようとして噛まれたり、触るタイミングや場所によっては唸られたりしていました。

 



 

保護犬チョコ

そんなチョコちゃんですが、一緒に過ごした半年間でびっくりするほど、いいこに成長をしています。

いまでも「いやだ!」とか「やめてよ!」という意思表示を唸ることで表したりする時がありますが、噛もうとすることはなくなりました。

正直こんな早くいいこになってくれると思っていなかったので、とても驚いています。

当初は「2年くらいかけてゆっくり向き合っていけばいいや」くらいに考えていたけど、半年間で、飼い主を噛んではいけないことを覚え、抱っこは怖くないと理解し、知らない人に触られても唸ってはいけないとわかり、(ほぼ)いいこでいられるようになりました。
(ちなみに「いいこ」とは、攻撃性を出さないでいられるときのこと指しています)

保護犬チョコ

攻撃性の問題行動をする犬は「不安を感じやすい体質」や「怖がりで臆病な性格」また「精神的に追い詰められ、恐怖から逃れるための手段」などで攻撃性を出してしまうことがあると言われています。

チョコちゃんはまさにそんな感じで、保護されるまでどんな生活を送って、どんなしつけをされていたんだろう…?と、疑問に思ってしまうほど、臆病で些細なことでパニックになってしまいます。

そこがチョコちゃんの個性でもあるけど、日常生活で頻繁に驚いてパニックになったり、飼い主に不意に触られてパニックになっていては正直困る。

なので、極力チョコちゃんが生活しやすいように部屋を整えたり、飼い主は怖くない、いやなことをしないよ、ということを伝え続けました。

唸られたときは穏やかな声色を意識して「いやなことしないよ~!いままでもしてないじゃん!だから大丈夫だよ」とひたすら話しかけました。

犬であるチョコちゃんが、ニンゲンの言葉をどれだけ理解しているかは不明ですが、気持ちは伝わるようで、穏やかに話しかけ続けると次第に落ち着きます。
(ちょっと調べてみたら、こんな研究結果もありました|犬は飼い主の言葉を理解している、脳研究で判明

噛まれたときは、大げさに悲しみ、痛い痛いって泣いて落ち込んでる姿を見せるようにしました。

犬は人間に共感ができる動物なので、飼い主が悲しんでいたり、落ち込んでいたりするのをちゃんと理解をしてくれます。

チョコちゃんも例外ではなく、自分が噛んだことで飼い主が悲しんだり落ち込んだりしているということを、しっかりと理解して反省を感じさせるような行動をします。

そういったことを、半年間事あるごとにやり続けていったら、結果として噛もうとすることがなくなったり、いつでも触ったり撫でてあげられるようになったり、抱っこも合図をすればちゃんとさせてくれるようになりました。

この変化は、本当にうれしいです。

保護犬チョコ

また、飼い主は怖くないということを理解したのと同時に、飼い主に甘えてもいいんだということも理解したチョコちゃん。

ちょっと前までは、膝に乗ったりすることがなかったけど、猫が飼い主の膝に乗り甘えている姿を見たことで、最近は遠慮がちに膝に乗ってくるようになりました。

他にも、原稿を書いていたりすると前足で飼い主をつついて、なでてと体をこすりつけたり、頭をさし出したりするようにもなりました。

「さわってー!かまってー!」というアピールをする回数も増えてきて、飼い主は幸せです。

こんなに甘えん坊なこと、最近まで知らなかったよ…。

保護犬チョコ

半年という期間で、うれしい変化や知らなかった姿をたくさん見ることができました。

チョコちゃんは、攻撃性の問題行動が原因となって飼育放棄にあってしまったんですが、ただちゃんとチョコちゃんと向き合わなかった、しつけをしなかった結果が招いてしまった飼育放棄だったんだなと、いいこに成長をしたチョコちゃんを見て思いました。

犬が攻撃をしてしまうのには、いつだって理由があります。

ニンゲンは嫌な時も怖い時も痛いときも、言語を用いて自分の意志や感情を表現しますが、犬は吠える・唸る・噛みつくことで表現をします。

なんで噛みついてしまうのかを考えて、向き合ってあげなかったのに「噛みつくから飼えない」と投げ出すなんてことは、本当はあってはならないことだと思います…。

チョコちゃんは、とってもいいこで、とってもお利口さん。ちゃんと飼い主の言ってる事や感情を理解できる頭のいい犬で、なによりかわいくて、愛おしい自慢の愛犬です。

明日も明後日も来年も。チョコちゃんと過ごす毎日がとっても楽しみです。

この記事を書いた人

amamiya beni

先代犬が保護犬だったことをきっかけに、現在も保護犬・保護猫と一緒に暮らしています。noteの有料マガジンで保護猫支援中。愛犬に関するコラムをはじめ、保護犬や保護猫に関する発信を飼い主目線でしています。詳細プロフィールはこちら