保護犬を迎えたい!保護犬の里親になる方法や流れについて

保護犬出身の犬が里親さんのお家で幸せそうに暮らす姿を、様々なメディアやSNSで見かける昨今。

愛くるしい保護犬達の姿を見て「自分も保護犬の里親になりたい!」と思ったことはありませんか?

でも、はじめて保護犬の里親になることを検討する場合、どうやったら保護犬の里親になれるのか、どうやって理想の保護犬を探せばいいのか、などわからないことも多く不安ですよね。

そこで、保護犬と10年以上一緒に暮らしている犬猫大好きライターの雨宮が、保護犬の里親になる方法や流れ、理想の保護犬の探し方などをご紹介します!

保護犬ってそもそもどんな犬?

ペットショップで販売されている犬やブリーダーさんが販売している犬と保護犬と呼ばれる犬たちの違いってご存じですか?

その違いは、保護された犬かそうでないか、ということです。

一言で保護されたと言っても事情は様々で、迷子になっているところを保護されて飼い主さんを探したけれど見つからなかったケースや、飼育放棄で捨てられてしまったケース、やむを得ない事情で飼育放棄にあってしまったケース、多頭飼育崩壊、繁殖犬引退などなど。

保護犬はそれぞれに事情を抱えていて、中には人間に対して不信感や恐怖心を持ってしまい攻撃的になってしまった犬や、とても臆病になってしまった犬もいます。

また、ペットショップで販売されている犬たちやブリーダーさんが販売している犬たちは、子犬が主で、大きい子でも生後10ヶ月程度です。しかし、保護犬の場合は子犬から老犬まで、幅広い年齢の犬がいて、中には年齢がわからず推定○○歳という犬もいます。

むしろ、保護犬の場合は誕生日や年齢が不明で、年齢は推定という場合の方が多いんです。

それ以外にも、持病や治療が必要なトラブルを抱えている場合などもあり、様々な事情に加え、様々な個性を持っている犬たちが多いのも、保護犬の特徴です。

保護犬を迎える前に考えておきたいこと

保護犬

先にもご紹介したように、保護犬は様々な個性を持っています。

なので、事前にある程度どういった保護犬がいいのかや、飼育環境を考えておくことで、理想の保護犬に出会いやすくなります。

どんな犬を迎えたいのか

年齢も性別も大きさも様々な保護犬たち。

自分だけを愛してくれる新たな飼い主である里親を待っている、数多くの保護犬の中から、どんな犬を迎えたいのかを考えます。

考えるポイントは自分の「ライフスタイル」をしっかりと見極めること。

例えば、1DKの狭いアパートで大型犬を飼うのはスペース的に難しいですよね。そのような狭いアパートなどの場合は、体の小さい小型犬の方が適しているので小型犬を検討するか、大型犬を飼いたいと思っている場合は広い物件に引っ越しを検討するかなどが必要です。

また、お散歩の時間をどれくらい作ることが出来るのかも、大事なポイントとなってきます。

たくさんの運動量が必要な犬種や、若くて体力がある犬の場合、朝晩2回~たっぷりとお散歩をしてあげることが必要となります。

お散歩の時間を毎日たっぷりとれない場合は、運動量が少ない犬や、ある程度の年齢になり落ち着いている犬を視野に入れるのがおすすめです。

お散歩が足りず満足に運動でできていなかったりすると、いたずらなどの問題行動に繋がる場合もあるので、事前にしっかりと考えてみてくださいね。

このように、自分のライフスタイルにあう犬を事前に考えるとこで、たくさんの保護犬の中から自分の理想にあう犬を探しやすくなりますよ。

飼育環境やは整っているのか

どんな保護犬を迎えたいのかを考えるのと同時に、飼育環境や飼育に関ることについても考える必要があります。

近くに信頼できる動物病院はあるのか、賃貸の場合はペットを飼える物件なのか(飼えない場合、ペット可の物件に引っ越せるのか)、家族全員が保護犬を迎えることに賛成しているのか、犬が暮らせるスペースがあるのか、など本当に飼育ができるのかを検討します。

犬を飼うということは、時間もお金も手間もかかります。そういったことをしっかりと事前に考え、最後まで責任をもって飼う’終生飼育’が出来るのかを見極めます。

人も犬も快適に、そして幸せに暮らすために、しっかりと検討してみてくださいね。

里親を探している保護犬ってどうやってみつけるの?

保護犬チョコ

理想の保護犬のイメージや終生飼育の覚悟ができたら、様々な方法で理想の保護犬を探します。

ここでは、代表的な方法を5つご紹介します!

保健所や愛護施設のHPをチェックする

お住まいの地域の保健所や愛護施設を検索してみると、里親を探している保護犬や保護猫が掲載されていることがあります。

そこに理想の犬がいた場合、HPに掲載されている情報をしっかりと確認し、お問い合わせを行います。

山梨県の場合は、このように掲載されています。
https://www.pref.yamanashi.jp/doubutsu/60_002.html

東京都の場合は、譲渡の流れがひと目でわかるように掲載されています。
https://wannyan.metro.tokyo.lg.jp/center-kara/

インターネットやSNSで検索

Googleの検索やSNSの検索で「保護犬 地域名」を入力したり「保護犬 里親募集」と入力して、里親を待っている保護犬を探す方法です。

SNSの場合、個人間のやりとりだとトラブルにつながることもあるので、より慎重になる必要があります。しかし、保護ボランティアを行っている団体さんやNPO法人などが、里親募集を行っていることも多いので、気になる場合はひとまず検索をしてみるのがおすすめですよ。

里親募集の専門サイトを利用する

犬や猫といったペットたちの里親募集の専用サイトがあるので、そういったサイトを利用するのもおすすめです。

ペットのおうち:https://www.pet-home.jp/dogs/
アニフェア:https://anifare.jp/

数多くの保護犬たちをみることができるので、理想の保護犬に出会えるかもしれません。

また、こういった専門サイトは、去勢や避妊の有無・ワクチン摂取の有無・その犬の性格などの情報が掲載されていることが多く、その犬のことをある程度知ってから対面したいと考えている方には、とくにおすすめの方法です。

保護活動をしている個人や団体を探す

先にご紹介したGoogleの検索やSNSの検索とも似ていますが、保護活動を行っている方や保護活動をしている団体を探すのも一つの手です。

保護活動を行っている方がブログで保護犬の様子を紹介していたり里親募集している場合や、保護団体のHP内で里親募集をしている場合もあるので、お住まいの地域の保護ボランティアさんを調べておくことで、保護犬との素敵な出会いがあるかもしれません!

譲渡会などに参加する

保護団体さんなどがやっている譲渡会やオンライン譲渡会に参加するのもおすすめです。

譲渡会は、事前に保護団体さんのブログやHP、各種SNSで告知されていることが多く、実際に足を運んで保護犬たちを見たり触れ合ったりできます。

ペットのおうちという里親募集の専門サイトでは「イベント」として、様々な譲渡会の開催情報を掲載しているので、そちらで譲渡会を探してみるのもおすすめです!

ペットのおうちで譲渡会を探す:https://www.pet-home.jp/event/ecg_1/

気になる保護犬がいたらどうすればいいの?

保護犬

では、実際に気になる保護犬に出会ったらどうすればいいのかをご紹介します!

譲渡会の場合は、その場にいるスタッフさんたちが色々と教えてくれますので、わからないことや不安なことがあったら、ぜひ聞いてみてくださいね!

譲渡の条件を確認する

保護犬を迎えたいと思ったら、まず確認しなければならないのが「譲渡の条件」です。

規模の大きな保護団体さんの場合しっかりと譲渡のルールが決まられていて、条件に合わないときには、譲渡が成立しないことも。

逆に、規模の小さい団体さんや個人の場合、犬の性格や特性・個性に合わせて柔軟に対応してくれるなんてこともあります。

譲渡の条件として提示されることが多いのは下記のようなことです。

事前にしっかりと確認をしたり、不明な点は問い合わせをすることで、よりスムーズに譲渡の話が進められますよ!

家族構成

単身者や小さいお子さんがいる場合、高齢のご夫婦のみ世帯はお断りされることもあります。

集合住宅/賃貸住宅

集合住宅や賃貸住宅の場合、ペット可の物件であること。

飼育に関して

完全室内飼育で脱走及び迷子防止の対策をしっかり行うこと、適切な医療や予防医療を行うこと、ワクチン接種、狂犬病の予防接種などをきちんと行うこと、マイクロチップの挿入など、様々な条件が提示されることがあります。

終生飼育

家族の一員として終生、愛情と責任をもって飼育すること。

先住犬や先住猫について

先住犬や先住猫のいる場合、お断りされることもあります。

この他にも、収入についてや家族全員の同意などの条件があったりします。

保護犬に会うために問い合わせや申し込みをする

譲渡の条件が合ったら、保護犬と会うために問い合わせや申し込みを行います。

里親募集の専門サイトの場合は問い合わせの際に、会員登録が必要な場合もありますので、その場合は会員登録を行います。

わからないことや聞きたいことがある場合は、このタイミングで確認しておくのがおすすめです。

必要なものを準備する

問い合わせや申し込みをして、面会の日が決まったら必要なものを準備します。

身分証のコピーなど必要なものを提示されますので、忘れ物がないように準備してくださいね!

面会後すぐにトライアルに入れるという場合は、保護犬を連れて帰るためのクレートや首輪、リードなどが必要となることもあるので、そちらも合わせて確認をしておくようにすると安心です。

保護犬と家族になるには?どんな流れで家族になれるの?

保護犬

保護犬と家族になるには

理想の保護犬を探す→譲渡の条件を確認する→条件があったら面会の申し込みを行う→面会をする→家庭訪問やトライアルを行う→正式譲渡

という、流れが一般的です。
(保健所や愛護施設からの譲渡の場合は、面会の前に事前講習を受ける必要があることもあります)

保護犬との面会後、保護をしている方の家庭訪問やトライアルなどがあり、それらをクリアしてから正式な譲渡となり、晴れて保護犬と家族になることが出来ます!

保護犬と面会をする

申し込みや問い合わせをしたら双方の都合のいい日にちを決めて、保護犬との面会を行います。

この時に保護をしている方や団体さんから、様々なヒアリングが行われたり、書類への記入を求められたりします。

また、保護犬の性格や個性などを詳しく教えてくれたり、飼育のポイントをアドバイスしてくれたりもします。

この面会で、問題がなければ次のステップへと進みます。

家庭訪問やトライアルをする

保護犬のとの面会後、双方に問題がなければトライアルと呼ばれる、一緒に暮らすお試し期間(2週間くらい)に入ります。

トライアルは、保護犬と新たな家族の相性を見たり、保護犬の性格や個性、生活などを知ることのできる大切な期間です。

面会後そのまま保護犬を連れて帰ってトライアル期間がスタートし、トライアル期間終了時に、正式譲渡の契約を兼ねて家庭訪問がある場合と、面会とは別の日に家庭訪問を兼ねて、ボランティアさんが保護犬を届けてくれるパターンがあります。

家庭訪問は、保護犬の飼育環境が適切か、脱走の心配や事故につながるような箇所がないかなどを見るために行われます。

トライアル後問題がなければ晴れて家族の一員に!

トライアル期間が無事に終了し、問題がなければ晴れて保護犬と家族になります。

正式譲渡が決まったら、契約書などの記入やマイクロチップの登録など、必要な手続きを行います。

このときに、それまでかかった医療費などの費用の清算を行うこともあります。
(保護犬譲渡の場合、実際にかかった費用以外の金銭を新たな飼い主さんに請求することは法律で禁止されています)

市役所への届け出など必要な手続きを行う

正式に譲渡をされ保護犬が家族になったら、30日以内にお住まいの地域の役所で犬の登録を行います。

この登録は、狂犬病予防法という法律で定められているもので、狂犬病の予防接種と共に飼い主さんの義務となります。

役所で犬の登録を行うと、鑑札と呼ばれる小さめの札が渡されますので、犬に付けておくようにしましょう。この鑑札をつけておくことで、きちんと登録がされている犬であるという証明になります。

また、万が一迷子になった時も鑑札から飼い主さんを特定することが出来ますので、必ず付けておくようにしてくださいね!

まとめ

以上が保護犬を家族に迎える流れとなります。

ぜひ理想の保護犬と家族になって、互いに幸せな日々を過ごして下さいね!

この記事を書いた人

amamiya beni

先代犬が保護犬だったことをきっかけに、現在も保護犬・保護猫と一緒に暮らしています。noteの有料マガジンで保護猫支援中。愛犬に関するコラムをはじめ、保護犬や保護猫に関する発信を飼い主目線でしています。詳細プロフィールはこちら