【保護猫との暮らし】猫との暮らしは人生を豊かにする。

SNSなどで、最近よく目にする「保護猫」と呼ばれる猫たち。

保護猫とは、ペットショップやブリーダーから購入した猫ではなく、飼い主に捨てられたり、多頭飼育崩壊で飼えなくなったり、保健所に持ち込まれたりといった様々事情で飼い主のいない保護された猫の総称です。

保護された猫たちは、新たな飼い主が見つかるまで、保健所や動物愛護センター、ボランティアの元で過ごします。保健所や動物愛護センターの場合は収容期間が定められているケースもあり、その期間内に新たな飼い主が見つからないと殺処分されてしまうことも。

現在では、殺処分を減らそうという取り組みをしている地域やボランティアのおかげで、殺処分をされる猫は減ってきていますが、約27,000頭*以上が殺処分によって、命を奪われています。(*2019年4月1日~2020年3月31日の統計)

そんな保護猫を迎えるには、保健所の譲渡会以外にも、保護活動を行っている団体の譲渡会や、自分または知り合いが猫を拾って保護し、その猫を家族にするという方法、インターネット上の里親募集サイトから応募をし、保護猫を迎えるといった方法があります。

今回は、実際に2匹の保護猫と共に暮らす、ライター矢古嶋つきこさん(30代・女性)に保護猫との暮らしや、これから保護猫と暮らしたいという人に向けてのお話を伺ってきました。

 

大和とまろ
保護したばかりの大和(後ろ)と見守るまろ(手前)

現在2匹の保護猫と暮らす矢古嶋さん。これまでにも6匹の猫を飼った経験があると言います。

物心がついた頃から猫のいる暮らしをおくっていたそうで、両親が拾ってきた猫や、拾ったけど飼えないから飼ってほしいという人から引き受けたり、飼ったことがあるのは、いずれ捨てられていた猫たちだそう。

矢古嶋さんが、これまで共に過ごしてきた8匹の猫たちは、子猫の時に保護され、矢古嶋さんの元にきた子がほとんど。なので、成猫を保護した際によくある、警戒して中々なついてくれないといった苦労や、ご飯を食べない・トイレをしないといった、心配もほとんどなかったと言います。

一般的に子猫は、9週齢頃までに人や猫、異種動物と楽しく触れ合うことで、フレンドリーな性格になりやすいといわれていて、矢古嶋さんも「どの猫も2〜3ヶ月もするとなついてくれました、なので育てやすかったですし、とても楽しみながら一緒に暮らしてきています」と話してくれました。

大和
生後2ヶ月くらいの大和

「‘保護猫だから’ということはなく、猫はみんなかわいいし癒される」そう言い切るほど猫好きな矢古嶋さん。

これから新たに猫を飼うとしても、ペットショップやブリーダーから迎えるから迎える気はないと言います。

その理由は、「飼い主のいない保護猫の命を守ってあげたい、助けてあげたい」という気持ちが大きいから。

もちろんペットショップにいる猫もかわいい。けれど、飼い主がいなくて明日のご飯にも困ってしまうような、野良猫や捨て猫、保護猫を助けてあげたい。家族になって幸せにしてあげたい、と話してくれました。

紙袋に入る大和
紙袋に入る大和

とはいえ、ただ「かわいいな」という気持ちだけでは猫と一緒に暮らせません。

猫を迎えてみたいが不安があると悩んでいる人に、矢古嶋さんから伝えたいことを問うと「猫が好きなら迎えてほしい。でももし、猫が好きかどうかわからないけれど、かわいいな、飼ってみたいなと思っているなら、まずは実際に猫と触れ合ってみてほしい」と言います。

人間の性格が十人十色なように、猫も一匹一匹性格が違います。なので、猫のことをわかってあげよう、幸せにしてあげようという気持ちやや愛情があることはもちろん、世話をする時間、お金が必要不可欠です。

まず、猫を迎えるとお世話や事故防止、また猫に寂しい思いをさせないため、長時間の外出が頻繁にはできなくなりますし、気軽に旅行に行ったりすることも難しくなります。
猫が体調を崩せば、病院に連れて行かなければなりません。場合によっては仕事を休まなければいけないことも。

それでも「猫のいる暮らしは幸せで、とても癒されるし、猫のために仕事も頑張れる」と言う矢古嶋さん。

「猫は自分が守らなきゃいけない存在です、猫が安心して幸せに暮らすために仕事を頑張ろうと思ったり、猫のために自分自身も健康でいようと意識したりと、日々生きていくための活力になっています」と話してくれました。

矢古嶋さんに甘えるぽん太くん
矢古嶋さんに甘えるぽん太くん

「壁紙を爪とぎに使われてバリバリにされたり、布団に粗相をされたりすることもあります。でも、甘えてきてくれたり、一緒に寝たりすることは本当に幸せで、どんな疲れも吹き飛ばしてくれます」と目を細め、愛猫ポン太くんを撫でている姿に、猫との幸せな生活が伝わってきました。

 

猫と人が幸せに生きていくための一つの形‘保護猫’

保護猫を迎えるという選択肢をあなたも視野にいれてみませんか?

譲渡会や、保護猫カフェでは直接保護猫と触れ合ったりすることもできます。保護猫に興味がある。猫を飼いたい。という方は、まずは一度譲渡会などに足を運び、触れ合ってみるのもおすすめです。

すべてのペット里親募集サイト|ペットのおうち:https://www.pet-home.jp/all/

動物愛護センターからの譲渡(山梨県):https://www.pref.yamanashi.jp/doubutsu/60_002.html

山梨県内で保護猫活動を行っているボランティア|NPO法人 ねことも・やまなし:https://nekotomo-yamanashi.or.jp/

(画像提供:矢古嶋さん)

この記事を書いた人

amamiya beni

先代犬が保護犬だったことをきっかけに、現在も保護犬・保護猫と一緒に暮らしています。noteの有料マガジンで保護猫支援中。愛犬に関するコラムをはじめ、保護犬や保護猫に関する発信を飼い主目線でしています。詳細プロフィールはこちら